ホワイトニングで後悔しないために知っておきたい8つの理由と3つの対策を徹底解説!

ホワイトニングで後悔しないために知っておきたいこと

「ホワイトニングをしてみたいけれど、失敗したらどうしよう…」「後で後悔することになったらどうしよう…」
そんな心配をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ホワイトニングで後悔してしまう方がいるのは事実ですが、適切な知識と準備があれば安心してホワイトニングを受けていただくことができます。

この記事では、患者さんからよくいただくご質問にお答えしながら、後悔しないためのポイントを分かりやすくご説明いたします。ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

岩月院長

歯科医師・歯学博士 岩月 宏文

JR鶯谷駅北口すぐの「うぐいす谷駅前歯科」院長。大学院では麻酔学を専攻し、痛みに配慮した歯科医療を追求。治療においては「できるだけ抜かない・削らない・痛くない」を診療方針に掲げ、丁寧な説明と患者の気持ちに寄り添う姿勢を大切にしている。

目次

ホワイトニングで後悔する方の多くは「想像と違った」が大きな理由!

ホワイトニングで後悔される方の共通点は「期待していた白さ」と「実際の結果」のズレにあります。

SNSや広告で見る劇的な変化を期待しがちですが、実際には元の歯の色、年齢、生活習慣などによって到達できる白さが変わります。

事前カウンセリングで、現実的な目標を一緒に決めることが成功の秘訣です。当院では、お一人おひとりに合った治療計画をご提案し、段階的に理想の白さに近づけていきます。

ホワイトニングで後悔してしまう方によくある8つの理由!

控えた方が良いもの
  1. 思っていたより白くならなかった
  2. しみる感じがして不安になった
  3. 色が戻るのが思ったより早かった
  4. 費用が予想より高くなってしまった
  5. 自分に合わない方法を選んでしまった
  6. 色がまだらに白くなった
  7. ホワイトニングした歯が虫歯になって削らなくなってしまった
  8. セルフホワイトニングでほとんど効果を感じられなかった

1. 「思っていたより白くならなかった」というお悩み

「テレビで見るような真っ白な歯になると思っていたのに…」これが最も多い後悔の声です。
実は、ホワイトニングで到達できる白さには限界があります。

元の歯の色が濃い方ほど、劇的な変化は感じづらい傾向にあります。また、年齢や歯質によっても効果に差が出ます。

大切なのは、事前に「どの程度白くなるか」を具体的に確認すること。SNSや広告のような劇的な変化を期待しすぎず、現実的な目標設定をすることが後悔を避ける秘訣です。

2. 「しみる感じがして不安になった」知覚過敏について

知覚過敏は、ホワイトニング剤が歯の内部に浸透する際の一時的な現象です。個人差はありますが、多くの場合24時間以内に落ち着きます。

事前に知覚過敏用の歯磨き粉を使ったり、施術前に歯科医師に相談したりすることで予防できます。万が一症状が出た場合も、適切な対処法を知っておけば安心してホワイトニングを続けられます。

3. 「色が戻るのが思ったより早かった」という声について

「せっかく白くなったのに、もう色が戻ってきた…」そんなお悩みをお聞きすることがあります。
色戻りは避けられない自然な現象ですが、生活習慣によって進行速度が大きく変わります。

コーヒーや赤ワインなど色の濃い飲み物、喫煙などは色戻りを早めてしまいます。

逆に、食後のうがいやストローの使用、定期的な歯のクリーニングなどで、白さを長期間維持することができます。日頃の心がけ次第で、美しい白い歯を長く楽しむことができるんです。

4. 「費用が予想より高くなってしまった」というケース

「最初に聞いた金額より、結果的に高くついてしまった…」費用面での後悔もよくお聞きします。
ホワイトニングの費用は、選ぶ方法によって大きく異なります。

オフィスホワイトニングは即効性がありますが高額、ホームホワイトニングは時間がかかりますが比較的リーズナブルです。また、思うような白さにならず追加治療が必要になる場合もあります。

事前に総額の目安や、追加費用の可能性についてしっかり確認しておくことが大切です。

5. 「自分に合わない方法を選んでしまった」というお悩み

「忙しくてホームホワイトニングが続けられない…」「セルフでやったけど全然白くならない…」方法選びの失敗も後悔の原因です。

オフィスホワイトニングは即効性がありますが通院が必要、ホームホワイトニングは自分のペースでできますが継続が必要、セルフホワイトニングは手軽ですが効果は限定的です。

大切なのは、ご自身のライフスタイルや性格に合った方法を選ぶこと。事前カウンセリングで十分に相談して、最適な方法を見つけることをおすすめします。

6. 色がまだらに白くなった

「歯の一部だけ白くなって、まだらな仕上がりになってしまった…」このような色ムラに悩む方もいらっしゃいます。

色がまだらになる主な原因は、歯の表面に歯石や汚れが残っていたり、詰め物や差し歯がある場合、または歯の質が部分的に異なることなどがあります。

また、マウスピースが正しくフィットしていない場合や、薬剤の塗布にムラがあることも原因となります。このトラブルを避けるには、事前のクリーニングを十分に行い、詰め物がある場合は事前に相談することが大切です。

7. ホワイトニングした歯が虫歯になって削らなくなってしまった

「せっかく白くした歯なのに、虫歯で削ることになってしまった…」これは想像するだけでとても辛い状況ですね。

実は、虫歯の治療で歯を削ると、その部分は詰め物や被せ物になり、天然の歯とは異なる色になってしまいます。ホワイトニングは天然の歯にのみ効果があるため、治療した部分だけ白くならず、色の違いが目立ってしまうことも。

このような後悔を避けるには、ホワイトニング前に虫歯の治療を完全に終わらせておくこと、そして白くした後は虫歯予防により一層気をつけることが大切です。

特に重要なのは、歯科医師による事前の口腔内検査です。隠れた虫歯や歯周病を見逃さずに発見し、適切な治療を行ってからホワイトニングを開始することで、このようなトラブルを防げます。

セルフホワイトニングや無資格者による施術では、こうした専門的な診断ができないため、思わぬリスクを見逃してしまう可能性があります。

8. 「セルフホワイトニングでほとんど効果を感じられなかった」という失敗

「安いから試してみたけど、全然白くならなかった…」「何回通っても変化がない…」セルフホワイトニングでの後悔も多く聞かれます。

セルフホワイトニングで使用される薬剤は、安全性を重視して濃度が低く設定されているため、歯科医院でのホワイトニングと比べて効果が限定的です。また、施術者に専門知識がないため、個人に合った適切なアプローチができません。

「安いから」という理由だけで選ぶと、結果的に時間とお金を無駄にしてしまうことも。効果を重視する場合は、歯科医院での相談をおすすめします。

そもそもホワイトニングを控えた方が良い人とは?

ホワイトニングは多くの方に安全にお受けいただける治療ですが、お体の状態や口腔内の状況によっては控えていただいた方が良い場合があります。患者様の安全を第一に考え、適切な時期や方法をご提案いたします。

安全のためホワイトニングは控えた方が良い方

妊娠中・授乳中の方

妊娠中や授乳中の方は、胎児や乳児への安全性が完全に確認されていないため、ホワイトニングは控えていただいています。

ホワイトニング剤が母体や母乳を通じて赤ちゃんに影響を与える可能性は低いとされていますが、万が一のリスクを避けるため、出産・授乳が終了してからの施術をお勧めしています。

この時期は口腔環境も変化しやすいため、まずは歯科検診とクリーニングから始めましょう。

無カタラーゼ症の方

無カタラーゼ症の方にとって、ホワイトニングは絶対禁忌とされています。

この疾患では、ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素を分解する酵素「カタラーゼ」が欠損しているため、口腔内に重篤な炎症などの症状を引き起こす危険性があります。

該当する方は必ず歯科医師にお伝えください。

18歳未満の方

18歳未満の方は、歯や口腔組織の成長発達が完了していないため、ホワイトニングは控えていただいています。

成長期の歯は構造が不安定で、薬剤の影響を受けやすい状態にあります。また、永久歯への生え変わりが完了していない場合もあります。まずは正しいブラッシング習慣を身につけ、成人してからホワイトニングをご検討ください。

虫歯・歯周病など優先的に治療すべき症状がある方

虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤が浸透して強い痛みを引き起こしたり、炎症を悪化させたりする可能性があります。

また、歯周病により歯茎が腫れている状態では、薬剤による刺激で症状が重篤化する危険性もあります。ホワイトニングは、これらの治療が完了し、口腔内が健康な状態になってから行うことが大切です。まずは基本的な治療を優先させていただきます。

知覚過敏の症状がある方

すでに知覚過敏の症状が強い方は、ホワイトニング後にさらに症状が悪化する可能性があります。冷たいものや甘いものがしみる症状が日常的にある場合は、先に知覚過敏の治療を行うことをお勧めします。

症状の程度によっては、知覚過敏用の薬剤を使用したり、ホワイトニング剤の濃度を調整したりすることで施術可能な場合もあります。まずは症状の程度を詳しく診査させていただきます。

ホワイトニングの効果が限定的になる可能性のある方

一部の歯の状態では、ホワイトニングの効果が十分に得られない場合があります。

テトラサイクリン系抗生物質による変色歯は、象牙質内部の沈着のため効果が限定的ですが、継続により改善する場合もあります。歯の表面にある白い斑点(ホワイトスポット)がある方は、周囲との色の差が目立つ可能性があるため、事前治療をお勧めします。

神経を除去した歯(無髄歯・失活歯)は通常のホワイトニングでは白くならず、ウォーキングブリーチと呼ばれる特殊な方法が必要です。

また、フッ素コーティング済みの歯は薬剤が浸透しにくいため、一時的にコーティングを除去してから施術を行います。これらの状態でも適切な方法により美しい仕上がりを目指せますので、まずは詳しく診査させていただきます。

ホワイトニングで後悔をしないための3つの対策!

1. 事前準備と情報収集をしっかり行う

まずは正しい情報収集から始めましょう。インターネットやSNSの情報だけに頼らず、複数の歯科医院のホームページを確認したり、実際にカウンセリングを受けたりすることが大切です。

また、ご自身の歯の状態を把握することも重要です。

虫歯や歯周病がある場合は、ホワイトニング前に治療を完了させましょう。現在服用している薬がある場合や、知覚過敏がある場合は、事前に歯科医師に相談してください。期待する白さのレベルも、現実的な範囲で設定することをおすすめします。

2. 事前のカウンセリングが丁寧な歯科医院を選びましょう

ホワイトニングの成功は、歯科医院選びでも左右されます。ホワイトニングに関する事前説明をしっかり行ってくれる歯科医院を選びましょう。

カウンセリングでは、現実的な白さの目標設定、費用の詳細説明、治療期間やアフターケアについて詳しく確認することをおすすめします。

「こんなはずじゃなかった」を避けるために、疑問や不安は遠慮なく質問しましょう。複数の歯科医院でカウンセリングを受けて比較検討することも、後悔しないための重要なポイントです。

3. 自分のライフスタイルに合った方法を選択し、アフターケアを継続する

オフィス、ホーム、デュアルホワイトニングの中から、ご自身の生活パターンに最も適した方法を選びましょう。

即効性を求めるならオフィス、じっくり取り組みたいならホーム、より高い効果を求めるならデュアルがおすすめです。

そして何より大切なのは、ホワイトニング後のケアです。色の濃い飲み物はストローを使う、食後はお水でうがいをする、定期的な歯のクリーニングを受けるなど、日常の心がけで白さを長期間維持できます。美しい白い歯を保つために、継続的なケアを習慣化しましょう。

まとめ

ホワイトニングは正しい知識と準備があれば、安全で満足度の高い治療です。事前の情報収集、信頼できる歯科医院でのカウンセリング、適切な方法選択を心がけることで、後悔のないホワイトニングを受けていただけます。

美しい白い歯で、より自信に満ちた笑顔を手に入れましょう。

ホワイトニングで後悔しないために知っておきたいこと

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次