
ホワイトニング後の食事は何を食べたらいい?おすすめできるもの・控えた方が良いものを徹底解説!

「ホワイトニングしたばかりだけど、何を食べても大丈夫かな?」「せっかく白くなった歯を汚したくない…」
そんな心配をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニング後の食事には気をつけるポイントがありますが、適切な知識があれば安心してお食事を楽しむことができます。
この記事では、ホワイトニング後の食事について、患者さんからよくいただくご質問にお答えしながら、分かりやすくご説明いたします。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
ホワイトニング後の食事で注意したいこととは?
リスク | 内容 |
---|---|
着色 | 白くなった歯が着色してしまう、色戻りしてしまう |
酸・刺激 | デリケートな状態の歯に刺激となる |
ホワイトニング後に気をつけていただきたいのは「着色・酸・刺激」の3つのポイントです。
ホワイトニング後の歯は表面が一時的にデリケートな状態になっており、色素や酸、油分を吸収しやすくなっています。
特に「色の濃い食べ物」「油を使った料理」「酸性の食品」は、せっかく白くなった歯を着色させてしまう原因に。
着色については、コーヒーやカレーなど色の濃い食べ物・飲み物、タバコのヤニが歯に色素沈着を起こします。酸性の食品や飲み物はデリケートな状態の歯の表面に酸による影響を与えてしまいます。
また、極端に熱いものや冷たいもの、硬い食べ物、辛い香辛料などは刺激となる可能性がありますので、この3点を意識しましょう。
ホワイトニング後の食事はいつからできる?控えた方が良いものとは?
ホワイトニング後の歯の状態と着色や刺激の原因になる可能性のある飲食物を知ることで、安心してお食事を楽しんでいただけます。
ホワイトニング後はいつから食事できる?
ホワイトニング直後から食事は可能ですが、施術後30分〜1時間は歯が敏感な状態になっているため、熱すぎるものや冷たすぎるものは控えるようにしましょう。
白いご飯や鶏肉、牛乳、バナナなどの色の薄い食べ物なら、施術後すぐでも大丈夫です。
大切なのは色の濃い食べ物への注意です。ホワイトニング後24〜48時間は歯の表面が色を吸収しやすくなっているため、コーヒーや紅茶、カレーやチョコレートなどは避けた方が安心です。
ホワイトニング2~3時間は控えた方が良いもの
- 柑橘系の食品・飲料
- 炭酸飲料
- ヨーグルト
- スポーツドリンク
- アルコール類
- 色の濃い食べ物全般
ホワイトニング直後は歯の表面がとてもデリケートな状態になっています。
ホワイトニング2~3時間は色の濃い飲食物、酸性の飲食物(炭酸飲料やスポーツドリンクなど)は控えましょう。色の濃い飲食物は色の再沈着をしてしまいます。
お水は歯への刺激が少なく、安心してお飲みいただけます。のどが渇いた時は、ゆっくりとお水を飲んで、お口の中を潤してあげてください。
ホワイトニング後24時間は控えた方が良いもの
- コーヒー・紅茶・緑茶
- ウーロン茶・コーラ・赤ワイン
- カレーライス・焼肉・味噌汁
- からし・しょうゆわさび
- チョコレート・ぶどう
- タバコ 等
24時間は色の濃い飲食物の摂取、色の濃いうがい薬の使用は控えてください。
48時間までは歯の表面がまだ敏感な状態のため、濃い色の食べ物(カレーやチョコレートなど)や喫煙は引き続き控えていただくことが大切です。
ホワイトニング後48時間以降は通常のお食事に
ホワイトニングから48時間が経過すると基本的には通常のお食事に戻していただけます。
この頃には歯の表面も安定し、コーヒーやカレーなどの色の濃い食べ物もお召し上がりいただけるようになります。
ただし、ホワイトニング効果を長持ちさせるためには、色の濃い飲み物はストローを使ったり、お食事後にお水でお口をゆすいだりする習慣を続けていただくことをおすすめします。
ホワイトニング後の食材でおすすめできるもの・おすすめできないもの
着色リスクが低い食材と、着色リスクが高く注意したい食材や食べ物などをまとめています。
着色リスクが低い安心してお召し上がりいただける食材一覧
主食類
- 白米、おかゆ
- うどん、そうめん
- 食パン、フランスパン
- 白いパスタ
肉・魚類
- 白身魚(タイ、ヒラメ、カレイなど)
- 鶏むね肉、ささみ
- 卵の白身
- 豆腐、湯葉
- 牛乳、チーズ
- プレーンヨーグルト
野菜類
- 白菜、キャベツ
- 大根、カブ
- カリフラワー
- もやし、玉ねぎ
- 里芋、じゃがいも
調味料・その他
- 塩、砂糖
- バター、生クリーム
- 白みそ(薄い色のもの)
- オリーブオイル
これらの食材は色素が比較的少なく、ホワイトニング後の敏感な歯にも優しい食材です。
調理方法も蒸す、茹でる、焼くなどシンプルな方法を選ぶことで、より安心してお食事をお楽しみいただけます。
着色リスクが高い注意が必要な食材
飲み物
- コーヒー、紅茶、緑茶
- 赤ワイン、ぶどうジュース
- コーラなどの色の濃い炭酸飲料
- ウーロン茶、ほうじ茶 など
食べ物
- カレーライス、ハヤシライス
- トマトソース、ケチャップ
- チョコレート、ココア
- ブルーベリー、ぶどう
- 味噌汁、味噌ラーメン
- 焼肉(色付きタレ) など
調味料・香辛料
- からし、わさび
- カレー粉、ターメリック
- バルサミコ酢
- ソース類
- 濃口しょうゆ など
嗜好品
- タバコ(最も着色リスクが高い)
- 色付きうがい薬
- 漢方薬 など
これらの食材を摂取する際は、食後すぐにお水でお口をゆすいだりすることで着色リスクを軽減できます。
ホワイトニング効果を長持ちさせるための食生活のコツ!
せっかくのホワイトニング効果を維持していただくための、日常的に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
着色を防ぐお食事の基本的なポイント!
色の濃い食べ物や飲み物を摂取する際は、できるだけ短時間で済ませ、だらだら食べを避けることが大切です。また、ストローを使用することで歯への直接的な接触を減らすことができます。
食事の順番も工夫でき、色の濃いものを食べる前に牛乳やチーズなどの乳製品を摂取すると、歯の表面に保護膜ができ着色を軽減できます。
食後30分以内にお水でお口をゆすぐ習慣をつけることで、色素の定着を防ぐことができます。これらの小さな心がけの積み重ねが、美しい白い歯を長期間維持する秘訣です。
飲み物を選ぶ際の注意点!
日常的に飲む飲み物は歯への影響が大きいため、選び方が重要です。
コーヒーや紅茶、赤ワインなど色の濃い飲み物は着色の原因となりやすく、炭酸飲料や柑橘系ジュースは酸性が強いため歯のエナメル質に対して酸による影響があります。
おすすめの飲み物は、お水、白湯、牛乳、カモミールティーなど色が薄くて酸性度の低いものです。
どうしても色の濃い飲み物を飲みたい場合は、ストローを使用して歯への接触を最小限にし、飲んだ後はお水でお口をゆすぐことを心がけてください。
また、温度も重要で、極端に熱いものや冷たいものは知覚過敏を引き起こす可能性があるため、常温に近いものを選ぶとより安心です。
お食事後にできる簡単なケア方法
最も効果的で簡単なのは、食後すぐにお水でお口をゆすぐことです。色素や酸が歯に定着する前に洗い流すことができます。
また、食事中にお水を飲む習慣をつけることで、汚れが歯に付着する時間を短縮できます。これらの簡単なケアを習慣化することで、美しい白い歯を長期間維持していただけます。
ホワイトニング後の食事に関するよくあるご質問
患者さんからよくお聞きするその他のご質問について、簡潔にお答えいたします。
ホワイトニング後の歯磨きのタイミングについて
ホワイトニング後30分〜1時間は歯磨きを控えるのが良いでしょう。この時間、歯の表面が敏感になっているため、優しいケアが大切です。
ホワイトニング後にコンビニで食べ物を買うとしたら?
おにぎり(塩・梅以外の白い具材)、サンドイッチ(ツナや卵サラダ)、プレーンヨーグルト、牛乳、チーズ、白身魚のお弁当、うどんやそうめんなどの麺類がおすすめです。
ホワイトニング後に色が後戻りすることはある?
ホワイトニング後の色の後戻りは避けられない自然な現象ですが、適切なケアで進行を遅らせることができます。
これは歯の表面に再び色素が付着することや、加齢による歯質の変化が原因です。後戻りの速度は個人差がありますが、一般的に3ヶ月〜1年程度で徐々に元の色に近づいていきます。適切な食生活とケアにより後戻りを大幅に遅らせることが可能です。
ホワイトニングのタッチアップとはなんですか?
ホワイトニングのタッチアップとは、初回のホワイトニング施術後に色の後戻りが起こった際に行う追加のホワイトニング処置のことです。
通常、初回から3ヶ月〜1年後に実施し、白さを回復させます。定期的なタッチアップにより、美しい白い歯を長期間維持でき、初回よりも費用や時間を抑えられるメリットがあります。
まとめ
ホワイトニング後の食事は、施術直後から可能ですが、24-48時間は歯の表面がデリケートな状態になっているため注意が必要です。
色の濃い飲食物(コーヒー、カレー、チョコレートなど)や酸性の食品は避け、白米、白身魚、牛乳などの色の薄い食材を選びましょう。食後のうがいやストローの使用で、美しい白い歯を長期間維持できます。

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