歯が汚いのを綺麗にしたい人におすすめの白くする方法7選!茶色くなる原因と予防方法も解説

歯が汚いのをキレイにしたい人におすすめの白くする方法7選

「歯が汚くて人前で笑えない…」「綺麗な歯になりたいけど、どうしたらいいの?」そんなお悩みを抱えていませんか?歯の汚れや着色には様々な原因があり、患者さん一人ひとりに適した治療法が存在します。

この記事では、歯の汚れの原因と一般的な対処方法について、セルフケアと歯科医院でのプロケア両方の視点で分かりやすくご説明いたします。

ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

岩月院長

歯科医師・歯学博士 岩月 宏文

JR鶯谷駅北口すぐの「うぐいす谷駅前歯科」院長。大学院では麻酔学を専攻し、痛みに配慮した歯科医療を追求。治療においては「できるだけ抜かない・削らない・痛くない」を診療方針に掲げ、丁寧な説明と患者の気持ちに寄り添う姿勢を大切にしている。

目次

どうして歯が汚くなってしまうの?主な原因を分かりやすく解説!

「毎日歯磨きをしているのに、なぜ歯が汚くなるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

歯の汚れには外からの着色と内側からの変色があり、それぞれ原因が異なります。まずは汚れの正体を知ることで、適切な対策を立てることができます。

外からの汚れが歯に付くケース(外部ステイン)

 着色しやすい食べ物・飲み物

【飲み物】

  • コーヒー
  • 紅茶(タンニン含有量が特に多い)
  • 緑茶・ウーロン茶・お茶全般
  • 赤ワイン(アントシアニンによる濃い着色)
  • ぶどうジュース(天然色素による紫色の着色)
  • 炭酸飲料(コーラなど人工着色料)
  • スポーツドリンク(酸性+着色料のダブル効果)

【食べ物】

  • カレー (ウコンによる黄色い着色)
  • トマトソース・ケチャップ(リコピンによる赤い着色)
  • 醤油・ソース類(濃い茶色の色素)
  • チョコレート(カカオによる茶色い着色)
  • ブルーベリー・ぶどう(アントシアニン系色素)
  • いちご・さくらんぼ(赤系天然色素)
  • ほうれん草(葉緑素による緑色着色)

【嗜好品・その他】

  • タバコ(ヤニによる黄色〜茶色の頑固な着色)
  • 色付きうがい薬(イソジンなど茶色系消毒薬)
  • 着色料入り飴・ガム(人工着色料)
  • 漢方薬(生薬による茶色い着色)

歯が汚れる原因で最も多いのが、毎日の食べ物や飲み物による着色です。コーヒーや紅茶に含まれる「タンニン」という成分が歯の表面に付着し、時間をかけて茶色い汚れとして定着します。

カレーやソースなど色の濃い食べ物も同様に、歯に色素が沈着しやすくなります。

特に注意が必要なのは、お口の中が乾燥している時や、食後すぐのタイミングです。唾液の分泌が少ない状態では、汚れが歯に付きやすく、洗い流されにくくなってしまいます。

タバコを吸われる方は、ヤニによる黄ばみや黒ずみが起こりやすく、一度付着すると普通の歯磨きでは落としにくい特徴があります。また、お薬の副作用として歯の色が変わることもありますので、気になる変化があればお気軽にご相談ください。

【意外と知らない】歯の内側から色が変わるケース

実は、歯の汚れは外から付くものだけではありません。歯の内部から色が変わってしまうケースも多くあります。

年齢を重ねると、歯の表面のエナメル質が薄くなり、内側の象牙質の黄色い色が透けて見えるようになります。これは老化現象の一つで、誰にでも起こる自然な変化です。

また、虫歯などで神経を取った歯は、栄養供給が止まることで徐々に黒っぽく変色していきます。生まれつきの歯の色にも個人差があり、白い方もいれば少し黄色がかった方もいらっしゃいます。

さらに、子供の頃に服用した特定のお薬が原因で、大人になってから歯に縞模様の変色が現れることもあります。

これらの内部からの変色は、通常の歯磨きでは改善が困難で、専門的な治療が必要になる場合があります。

ご自宅でできる!歯を綺麗にするセルフケア4選!

1. 正しい歯磨きで着色汚れを防ぐ

毎日の歯磨きは着色汚れを防ぐ最も基本的で大切な方法です。食後30分以内に歯磨きをすることで、汚れが歯に定着する前に除去できます。ホワイトニング効果のある歯磨き粉を選ぶ際は、研磨剤が粗すぎないものを選びましょう。

奥歯や歯と歯ぐきの境目は特に汚れが溜まりやすいため、丁寧に磨くことが大切です。ただし、力を入れすぎると歯の表面を傷つけてしまい、かえって汚れが付きやすくなる可能性があります。優しく、時間をかけて磨くことを心がけてください。

2. デンタルフロス・歯間ブラシで隙間の汚れを除去

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは完全に取れません。

デンタルフロスは歯に沿わせるように優しく上下に動かし、歯間ブラシは歯ぐきを傷つけないよう適切なサイズを選びましょう。1日1回、夜の歯磨き後に行うことで効果的に汚れを除去できます。

3. 洗口液(マウスウォッシュ)で仕上げケア

洗口液は歯磨きの仕上げとして口腔内を清潔に保つ効果があります。ホワイトニング効果のあるタイプもあり、着色予防に役立ちます。

歯磨き後に適量を口に含んで30秒程度うがいをしましょう。アルコール系は殺菌力が強く、ノンアルコール系は刺激が少ないため、お好みに合わせて選択できます。

4. 市販のホワイトニング製品を活用する

市販のホワイトニング製品は手軽に始められる美白ケアです。

ホワイトニング歯磨き粉は研磨剤の粒子が細かいものを選び、歯の消しゴムタイプは使いすぎに注意しましょう。ホワイトニングテープなどもありますが、効果には限界があります。

使用方法を守り、歯や歯ぐきに異常を感じたら使用を中止してください。

セルフケアの限界について

セルフケアで改善できるのは軽度の着色汚れまでです。頑固な汚れや歯石、内部からの変色には限界があります。より確実で効果的な改善をお求めの場合は、歯科医院での専門的な治療をおすすめいたします。

歯科医院で歯を綺麗にする5つの方法!

セルフケアだけでは限界がある歯の汚れも、歯科医院の専門的な治療で大きく改善できる可能性があります。

患者さんの歯の状態やご希望に応じて、最適な治療法をお選びいただけます。ここでは代表的な5つの方法をご紹介いたします。

1. 歯科医院での専門的なクリーニング(PMTC)

PMTCは歯科医院で行う専門的なクリーニングのことで、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略称です。歯科衛生士が専用の器具を使って、歯の表面に付着した汚れや着色を丁寧に除去します。

超音波スケーラーという特殊な器材を使って歯石も取り除き、最後に歯の表面を滑らかに仕上げます。施術時間は約30-60分程度で、保険適用の範囲内で受けられる場合もあります。

定期的に受けることで、美しく健康な歯を維持することができます。※治療効果には個人差があります。

2. オフィスホワイトニング(歯科医院で施術するホワイトニング)

オフィスホワイトニングは歯科医院で行う漂白治療です。歯科医師や歯科衛生士が専用の薬剤を歯に塗布し、特殊な光を照射して歯を白くします。

1回の施術で変化を実感しやすく、通常1-3回程度の通院で完了します。施術時間は約60-90分程度で、即効性を求める方に適しています。ただし、すべての着色に効果があるわけではなく、事前の診査で適応を判断いたします。

※治療効果には個人差があります。

3. ホームホワイトニング(ご自宅で施術するホワイトニング)

ホームホワイトニングは患者さん専用のマウスピースを作製し、ご自宅で行う漂白治療です。歯科医院で型取りを行い、カスタムトレーに薬剤を入れて装着します。

1日2時間程度、約2週間継続することで徐々に歯が白くなります。

ご自分のペースで治療を進められ、オフィスホワイトニングより刺激が少ないのが特徴です。継続することで効果の維持も期待できます。

4. デュアルホワイトニング(オフィス+ホームホワイトニング)

デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた治療法です。

まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後ご自宅でホームホワイトニングを継続します。即効性と持続性の両方のメリットを活かし、より確実で長期間の効果が期待できます。

5. セラミックなどの詰め物・かぶせ物

セラミック治療は、歯の表面に薄いセラミックを貼り付けるラミネートベニアや、歯全体を覆うセラミッククラウンなどがあります。重度の変色や歯の形も同時に改善でき、天然歯に近い美しい仕上がりが特徴です。

ただし、PMTCやホワイトニングと異なり、歯を削る必要があるため元の歯に戻すことはできません。

詰め物やかぶせ物のため、長期間にわたり美しい状態を維持できる可能性がありますが、メインテナンスも必要になります。詳細な治療計画は診査・診断後にご提案いたします。

知っておきたい!着色しやすい食べ物・飲み物との上手な付き合い方

着色しやすい食べ物や飲み物を完全に避けるのは現実的ではありませんが、工夫次第で着色を最小限に抑えることができます。コーヒーや紅茶はストローを使って歯への接触を減らし、色の濃い食べ物を食べた後は水でお口をゆすぐ習慣をつけましょう。

炭酸飲料や柑橘系の酸性の強い飲み物は歯のエナメル質を柔らかくするため、摂取後すぐの歯磨きは避けてください。

タバコをやめることで、ヤニによる頑固な着色を防ぎ、歯本来の白さを取り戻すことも期待できます。小さな工夫の積み重ねが美しい歯を保つ秘訣です。

要注意!歯の汚れではなくむし歯が進行している可能性も

歯が黒く見える原因が単なる着色ではなく、むし歯の可能性もあります。初期のむし歯は白い斑点から始まりますが、進行すると茶色や黒色に変化していきます。

特に奥歯の溝や歯と歯の間、歯の根元は汚れが溜まりやすく、むし歯になりやすい部位です。「ただの汚れだと思っていたら実はむし歯だった」というケースは少なくありません。

放置すると痛みが出たり、神経を取る治療が必要になったりする可能性があります。気になる変色や黒ずみがある場合は、自己判断せずに歯科医院で適切な診査を受けることをおすすめします。

まとめ

歯の汚れには様々な原因があり、放置すると虫歯や歯周病などより深刻な問題に発展する可能性があります。

セルフケアには限界があるため、適切な診査・診断により、患者さんに合った改善方法をご提案いたします。一人でお悩みにならず、まずはお気軽にご相談ください。

歯が汚いのをキレイにしたい人におすすめの白くする方法7選

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