
根管治療とは?

根管治療とは、むし歯が進行して歯の神経(歯髄)まで達した場合や、神経が死んでしまった場合に行う治療です。
歯の根の中にある感染した神経や組織を除去し、消毒・清掃した後に薬剤を詰めて密封します。
この治療により、抜歯を避けて自分の歯を残すことができます。
根管治療の流れ
ここでは一般的な虫歯治療の流れをご紹介します。
STEP
検査・診断
レントゲン撮影や視診により、歯の状態を詳しく確認します。治療の必要性や治療方法について丁寧にご説明いたします。
STEP
麻酔
治療中の痛みを防ぐため、局所麻酔を行います。麻酔が効いてから治療を開始しますので、痛みを感じることはほとんどありません。
STEP
歯の開放
歯の上部に小さな穴を開けて、根管(神経の通り道)への入り口を作ります。
STEP
感染組織の除去
専用の細い器具を使って、根管内の感染した神経や汚れた組織を丁寧に取り除きます。
STEP
根管の清掃・消毒
根管内を薬液で洗浄し、細菌を完全に除去します。この工程を何度か繰り返し、根管内を無菌状態にします。
STEP
根管充填
清掃・消毒が完了したら、根管内に薬剤を詰めて密封し、細菌の再侵入を防ぎます。
STEP
土台作り・被せ物
治療した歯に土台を作り、最終的にクラウン(被せ物)を装着して治療完了です。
虫歯の部分を削る量が多くなる場合、削った箇所を元のようにしっかり噛めるようかぶせものの治療を行います。かぶせ物には種類があり、保険適用・保険適用外とあります。
それぞれ素材が異なりメリット・デメリットがありますので、その点もご説明させて頂きます。ご希望の治療方法をお申し付けください。
根管治療の費用について
保険診療で根管治療を受ける場合の費用は、3割負担で1本あたり1,500円〜5,000円程度です。
治療する歯の部位や根管の数によって費用が変わり、レントゲン撮影代や薬剤費、根管充填に使用する材料費などが別途加算される場合があります。